アルコール
アルコールの分解(代謝)
- 胃・腸で吸収された「アルコール(エタノール)」は肝臓で下図のように分解(代謝)
- 分解しきれなかった「アルコール(エタノール)」「アセトアルデヒド」は心臓を経由して全身を循環
- 「アルコール(エタノール)」「アセトアルデヒド」は、再度、肝臓に戻ってきて下図のように分解
- ②③を繰り返す
- 最終段階の「酢酸」は筋肉や脂肪組織で「二酸化炭素」「水」に分解され、汗・尿・呼気として体外へ排出
アルコール分解(代謝)酵素
- ADH(エタノールをアセトアルデヒドに変える酵素)エタノールの分解能力の違いによる体質「お酒が飲める」「飲めない」
- ALDH2(アセトアルデヒドを酢酸に変える酵素)アセトアルデヒドの分解能力の違いによる体質「お酒が強い、弱い、飲めない」「飲酒による健康への影響力」
アセトアルデヒドの影響
- 血管拡張・・・全身の皮膚が赤くなる、血圧低下を防止するため心臓が活発化(動悸)
- 胃腸刺激・・・吐き気、嘔吐、下痢
- 脳に作用・・・気分が落ち込む(うつ傾向)
- 長期飲酒・・・頭頸部(口腔・咽頭・喉頭)癌、食道癌、肝臓癌などのリスクが高くなる
アセトアルデヒドはとても有害な物質です。アセトアルデヒドの害を受けないよう、お酒の飲み過ぎには注意が必要になります。