鉄欠乏性貧血

隠れ貧血(潜在性鉄欠乏症)

体内の鉄の60〜70%は血液中のヘモグロビンの成分として、20〜30%は肝臓、脾臓、骨髄などに貯蔵鉄としては蓄えられています。貧血は血液中のヘモグロビン(Hb)値が男性で13.0g/dl以下、女性で12.0g/dl以下のことをいいますが、隠れ貧血とはヘモグロビン(Hb)値は正常であるが体内の貯蔵鉄の量(フェリチン値)が低下している状態(フェリチン12ng/ml以下)のことを言い、鉄欠乏性貧血と同じような症状が出現します。

体内の鉄が不足すると①貯蔵鉄の減少(フェリチン値の低下)②血清鉄(血液中に含まれる鉄の量)の減少③貧血(Hb値の低下)の順に進行します。

体内の貯蔵鉄が減少するとヘモグロビン(Hb)値が正常範囲内であっても「とにかく調子が悪い」「疲労感が取れない」など全身倦怠感や「イライラする」「うつ気味」などの精神症状を生じるのは、鉄分が体内で重要な働きを行うミネラルだからです。鉄は筋肉に存在するミオグロビンの成分にもなり鉄欠乏があると筋力低下や疲労感を生じます。また、鉄分はヘモグロビンを形成するためのみならず、基礎エネルギー代謝、コラーゲン組織代謝、セロトニン(幸せホルモン)や、ドーパミン(やる気ホルモン)代謝などにおいても重要な役割を果たしております。

当院でも血液検査の際にはフェリチン値も検査し鉄が不足している方には鉄剤の処方をして治療しております❤️‍🩹

広島市中区の心療内科 重川クリニック.