GLP-1受容体作動薬(注射剤)
※ ウゴービ皮下注は総合病院や大学病院のみで処方できるお薬です!!
※ クリニック(診療所)では処方不可!
ウゴービ皮下注SD(セマグルチド)
- 2023年3月に肥満治療薬として厚生労働省から承認
- 2023年11月22日に薬価収載(1キット薬価)0.25mg 1,876円、0.5mg3,201円、1.0mg5,912円、1.7mg7,903円、2.4mg10,740円
- 2024年2月22日にボノルディスクファーマから発売予定
保険適用対象
- BMI35以上
- 高血圧・脂質異常症・2型糖尿病のいずれかを有した肥満症患者(※但し食事療法・運動療法を行っても十分な効果が得られず、BMI27以上で2つ以上の下記「肥満症に関連した健康障害」がある)
【 肥満症に関連した健康障害 】
- 耐糖能障害(2型糖尿病・耐糖能異常など)
- 脂質異常症
- 高血圧
- 高尿酸血症・痛風
- 冠動脈疾患
- 脳梗塞
- 非アルコール性脂肪性肝疾患
- 月経異常・不妊
- 閉塞性睡眠時無呼吸症候群・肥満低換気症候群
- 運動器疾患
- 肥満関連腎臓病
投与方法
- 週1回の皮下注射
- 0.25mgから始めて4週毎に増量( 0.25㎎ ⇒ 0.5mg ⇒ 1.0㎎ ⇒ 1.7mg ⇒ 2.4mg )
※経口GLP-1受容体作動薬リベルサス同様の体重減少効果(脳の食欲調整機構に作用・胃の蠕動運動抑制)が期待されます。
追記条件
- 最大投与期間は68週まで
- 2カ月に1回以上の管理栄養士による栄養指導
- 常勤医師が日本循環器学会・日本糖尿病学会・日本内科学会の専門医
- 上記学会から教育研修施設として認定された施設
※クリニック(診療所)で肥満症治療・生活習慣改善指導を行っても十分な効果が得られなかった患者さんを総合病院(上記該当施設)に紹介するような流れになりそうです。
当院ではウゴービ皮下注の処方はしておりませんので御了承ください。