日光浴の効果

病気の予防

  • 日光に含まれる紫外線を浴びることで、体内でビタミンDが生成されます。
  • 近年の研究では、糖尿病・心臓疾患・高血圧・癌予防になるといわれています。

骨粗鬆症の予防

ビタミンDは骨や歯の健康を守る必要な栄養素で、腸から吸収されるカルシウム量を2~5倍に増やす作用があります。

認知症の予防

ビタミンDは認知症の予防にも効果があるといわれています。
米国の研究では、ビタミンDが不足していると記憶力の低下が著しく、また、アルツハイマー型認知症患者のビタミンD濃度も多いに低下していたと報告されています。

糖尿病予防

ビタミンDは膵臓に働きかけインスリンの分泌を促し、糖尿病(膵臓からのインスリン分泌が低下する病気)を予防します。

血行促進

  • 日光浴によって体温が上昇することにより、血管が拡張し血行が良くなります。
  • 血行が良くなると、体内の酸素や栄養の供給が促進され免疫力が向上します。

免疫力の向上

日光浴や運動によって体温が1度上昇すると、通常時と比べて免疫力が最大5~6倍になるといわれています。

筋肉が付きやすくなる

体温が上がると血流が促進され、筋肉量の増大も期待できます。

脳内のセロトニンを増やす

  • 日光浴によりセロトニンという脳内伝達物質が増え、ドパミン・ノルアドレナリンを制御し精神を安定させます。
  • セロトニン(幸せホルモン)は、心身ともに良い効果があるとされています。

リラックス効果

脳からセロトニンを出すことでリラックス効果が得られストレス軽減や、うつ病の予防になるといわれています。また、うつ病・睡眠障害・パニック障害などの改善に役立つ場合もあります。

睡眠の質向上

セロトニンは夜になるとメラトニンという物質に変化し、脳内の温度を下げ心地良い眠りに導きます。※日中のセロトニンが多い人は、夜にセロトニンが多くなり睡眠の質が向上します。

生活習慣病の予防・改善

セロトニンを増やす習慣(日光浴・適度な運動・バランスの良い食事など)は生活のリズムを整え、結果、生活習慣病の予防・改善に繋がります。

美肌効果

日光を浴びる事により、メラトニンとビタミンDが生成され、肌の細胞を美しく保つ働きがあります。

  • ビタミンDにより肌の免疫機能を高め、毛穴に詰まった老廃物の殺菌や大気中に浮遊している菌の付着を防止します。
  • メラトニンは睡眠の質を高め、日中に受けた肌のダメージの修復をし、また、抗酸化作用もあり肌細胞の老化を防止します。

最適時間

午前中、特に早朝に日光浴を行うとセロトニン量が増加し、高い効果が期待できます。( ※午後は紫外線量が増えるので要注意です。)

  • 1日に15〜30分程度。
  • 日差しが強い場合は、木陰で30分程度。
  • 健康上の理由などから日光浴をできない場合は、手のひらを日光に当てる。